top of page

海外研修プログラム(2024年度)


2025年2月18日~3月1日の10泊12日で,社会心理学の視点から学ぶ海外研修プログラム(通称:シアトル研修)が実施されました。今回は,社会心理学科・社会学科・国際社会学科の学生8名が,アメリカ・ワシントン州のシアトルを訪問しました。ここでは,今回新たに訪問先に加わった施設を中心にご紹介します。


シアトル拠点の企業に訪問

企業訪問は,参加学生から特に人気の高いプログラムです。

世界規模でデータ分析ツールを提供するTableau Softwareでは,日本人社員の方による講義が行われました。最先端の視覚データを活用した講義では,「常識を疑う力」や,多様な情報から本質を見抜く視点の持ち方を学びました。

King & Prince Seafood(ニッスイのアメリカ法人)では,海外駐在中の日本人社員の方から,就職活動やキャリア形成,日米の職場文化の違いについてお話を伺いました。

また,Microsoftの共同創始者Paul Allenによって設立されたAllen Institute(脳科学研究所)では,アルツハイマー病の研究に携わる日本人研究者の方に施設内を案内していただきました。学生は,最先端の設備や研究空間,研究者としてのキャリアに興味津々でした。

参加学生からは多くの質問が寄せられ,自分の価値観やキャリア観を見つめなおす貴重な機会になったようです。

(TableauやAllen instituteでは,カフェテリアでおやつやドリンクを選び楽しそうな様子です。King & Prince Seafoodではしめさばとシュウマイのお土産をいただきました!嬉しいサプライズでしたね。)






地域社会とのかかわりを学ぶ

シアトルの観光名所であるPike Place Marketでは,地域住民を支える2つの施設を訪問しました。一つは,高齢の市民にコミュニティや交流の場を提供するPike Market Senior Center。もう一つは,生活に困窮する市民に向けたフードバンク(無料の食糧配給)を行うPike Market Food Bankです。現地スタッフから,地元の人々がどのように助け合って生活しているのか,どのような支援が行われているのかといった実態や活動について,お話を伺いました。





警察・裁判・医療…社会のリアルに迫る体験

毎年大好評のプログラムも盛りだくさんでした。ワシントン大学ポリスデパートメントでは警察の仕事を体験するジョブシャドーとして指紋採取に挑戦。シアトル市警では警察官の装備に実際に触れる体験をしました。その重さや頑丈さを体感し,治安維持の現場を身近に感じる貴重な機会となりました。

また,薬物裁判所やHarborview Hospitalでは,裁判を傍聴したり,アメリカ社会が直面している薬物乱用問題について,公的機関や医療の視点から学びました。現実の深刻さを肌で感じ,支援の重要性について真剣に考える姿が見られました。

参加学生は,薬物裁判所,Echo Glen Children’s Center(少年院内の学校),児童鑑別所で,日本の社会問題について英語でプレゼンテーションを実施。文献調査や事前の議論をもとにした具体的な問題提起に,現地でプレゼンテーションを聞いてくれた方々からもたくさんの質問が飛び交いました。





参加者の声をチェック!

「海外研修や留学に興味はあるけれど不安…」という方も,ぜひ昨年度の参加学生の声を読んでみてください(リンクはこちら)。経験者のリアルな話には,思いがけない発見やヒントが詰まっています。

※参加者の声は随時更新予定です。


シアトル研修の説明会は,毎年秋ごろに開催されます。興味のある方はぜひご参加ください!研修に関する詳しい情報は教務課までお問い合わせください。




(社会学部社会心理学科 福田晶子)


最新記事

すべて表示
シアトル研修参加者の声を聞いてみよう!Vol. 1

海外研修と聞くと,「海外には興味あるけど,何から始めて良いかわからない…」「海外という慣れない場所で生活することにとても不安がある…」といった不安や心配が募る方も多いことと思います。 そこで,過年度に,社会学部で毎年開催している社会心理学の視点から学ぶ海外研修(通称:シアト...

 
 
 

コメント


bottom of page